top of page

海外派遣は堅調—進出を目指すベトナム人労働者

  • 執筆者の写真: KBC-LINK Editor
    KBC-LINK Editor
  • 9月1日
  • 読了時間: 2分

ベトナム人労働者の海外派遣は、2025年も順調に推移しています。1~7月の累計で85,781人が海外での仕事に従事するため派遣されており、年間計画の約65.9%を達成しました。引き続き高まる海外就労への需要は、国内の労働市場、人材育成、そして国際協力に大きな影響を与えています。


ベトナム労働・傷病兵・社会省の報告によると、2025年1~7月の間に85,781人(うち女性28,991人)のベトナム人が海外での仕事に就くため派遣されました。これは年間計画目標13万人の約65.9%に相当し、前年同期比でも堅調な推移を示しています。


主な派遣先は日本、台湾、韓国、中東諸国で、製造業、介護、建設、農業分野における人材需要が高まっています。特に日本市場は、技能実習生や特定技能制度を通じて依然として最大の受け入れ先となっています。


この動きは、国内でのスキル不足を補うと同時に、海外経験を持つ人材が帰国後に国内産業の成長を牽引する効果も期待されています。一方で、労働者の権利保護や就労環境の改善、帰国後のキャリア支援といった課題も残されています。


海外就労ベトナム人(分野別・2025年1月~7月)
海外就労ベトナム人(分野別・2025年1月~7月)
派遣先国別人数と割合(2025年1月~7月)
派遣先国別人数と割合(2025年1月~7月)

2025–2026 今後の見通し

日本:スキルを活かした就労の仕組みは、今後も多くのベトナム人労働者を受け入れる見通しです。特に、食品や一般製造業、農業、清掃・建物管理、接客業、介護支援といった分野で需要が高まっています。 政策の近代化も進んでおり、将来的にはキャリアの道筋がより明確になり、職業の選択肢や移動の幅も広がると期待されています。これは長期的な人材確保や育成にとって大きな追い風となりそうです。


【KBC-LINKの視点】

海外で働くベトナム人労働者の増加は、日越関係にも大きな意味を持ちます。

- 日本における介護・製造業の労働力確保

- 言語教育・職業訓練分野での協力機会

- 帰国後のベトナム人材を活用した日系企業の現地展開支援


これらは、両国の経済と社会をつなぐ架け橋となります。KBC-LINKは、国際人材交流を通じて日越双方の持続可能な発展をサポートしていきます。



【出典】


【編集】

KBC-LINK編集部

bottom of page